自分で遺品整理

大切な親族などが亡くなった後に、自分で遺品整理をすると決めても、実際に始めるとどこから整理を行ったらいいのか?どこから手を付けたら良いのか?悩まれる方も多いかと思います。
遺品整理には、様々な法律や地域によって不用品の処分方法が異なりますので、忙しい方や遠方に住まれている方は遺品整理業者を利用するといった方法もあります。
遺品整理は、日常生活を送る中で頻繁にあることではないため、慣れないことに戸惑ってしまうのは当然のことですので、自分で遺品整理を行う際の方法とポイントを簡単ですがご紹介いたします。

自分で遺品整理を行うタイミング

故人や、その家族の持ち家に住んでいた場合、特に急ぐ理由がなければ、余裕をもって遺品整理ができますので、葬儀などが落ち着かれる四十九日を過ぎてからコツコツやるのが良いでしょう。
自分以外にも家族等の人出があれば一気にやらなくても週末に作業もできますし、故人の思い出話しをしながらゆっくりやることができます。

故人が賃貸住まいだった場合は、賃貸借契約を解約するまで家賃が嵩む事を考えた場合、時間の余裕はあまりありません。
故人との別れを悲しむ間もなく、葬儀の合間に遺品整理のことも考えていかなければなりません。
特に同居していなかった場合は、どこにどのような遺品があるのかわからないので時間がかかり、精神的にも肉体的にも労力を要します。

自分で遺品整理を行う前に


故人が大切にしていた家財道具には、鑑定が難しい指輪や時計等の貴金属や骨董品などが含まれていますので、正しい価値を調べましょう。
意外な物が高価な場合がありますので処分する際には注意が必要です。
価値のある遺品や現金は相続の対象になる場合がありますので、勝手に持ち帰ると相続人間でトラブルなる場合もあります。
また、買取りができる業者さんに買い取ってもらうのも一つの方法ですが、安く査定する悪質な業者には注意しましょう。

処分が無理な大型の家具(粗大ごみ)は、市町村が委託する一般廃棄物収集運搬業者に頼まなければいけません。
自分で廃棄物処理場に直接搬入する場合には、軽トラックや2トントラックなどの手配も必要になります。
新しい家具や、アンティーク家具、家電などの価値がありそうなものは、買取業者に前もって査定をしてもらいましょう。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの家電リサイクル法の対象となる電化製品の処分は、家電リサイクル券を購入し、指定場所へ持ち込む必要があります。
またパソコン、携帯電話、ビデオ、オーディオ、キッチン家電、生活家電などを処分する場合には小型家電リサイクル法に基づく方法で処分しなければなりません。

ゴミ袋、縛る紐、はさみ、ガムテープ、軍手、マスク、掃除機、段ボール等必要な道具を揃えましょう。
大量のごみが出るので、市町村指定のゴミ袋も大量に使います。
事前に道具がどれくらい必要かを把握して準備しておくことが大切です。

遺品整理の際に処分に困る遺品

仏壇・神棚
仏壇や神棚は、ゴミとして処分するのは抵抗があります。宗教にもよりますが閉眼供養(魂抜き)を行い、仏壇を燃やして処分する「お焚き上げ」が良いでしょう。
写真・遺影
必ず出るのが昔からの大量の写真や遺影です。捨ててしまうのは故人に申し訳ない…と言った場合にはデジタル化をすることもオススメです。
衣類・小物
ブランド品や着物などの高価な衣類で、まだ他人が使えそうであれば、売ることを考えてもいいでしょう。そうでない場合には、思い切って捨てることも大切です。

自分で遺品整理ができない

本当は自分でやりたいけれど、遠方に住んでいたり、仕事でなかなか時間が取れない方は、遺品整理ポルテにお任せ下さい。
弊社は、遺品整理をお葬式(葬儀)と同じように供養のひとつだと考えております。
ご依頼者様に代わり真心こめて供養を行い、故人様・ご家族様が共に次の扉を開けるようお手伝いいたします。